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命の洗濯と出会の奇跡(中編)

さて、初日から飲みまくって2日目。
実はホテルに大浴場が付いていたので(予約時は気づいてなかった)お酒もしっかり抜き、元気よく起床。
夜中にガッツリラーメンまで食べたにも関わらずお腹がとても空いていたので、作戦会議も含め近くのダイニングカフェ?へ。
メインが選べて、さらにサラダブッフェが食べ放題のコースがあったのでそちらを。
今時サラダブッフェ食べ放題でこの値段かよ安いなと思いつつ、なぜかカレーも食べ放題という育ち盛りの男子万歳!なことにびっくり。
まあ深夜に炭水化物もがっつり食べたからさすがに控えましたけど、サラダはたっぷり食べようと思い色々と取っておしゃんに炭酸水を飲んでいたところ、携帯にある人物からメッセージが。

おいおいマジかよ。

「まさかと思いますが、今福岡に来てますか?」と。
ん?俺SNSに福岡にいるってあげた記憶ないけど、昨日酔っ払ってアップでもしたかな。と思ったのですが、嘘つくことでもないので「そうよ〜」と返信。
その後すぐに「On a Tableでご飯食べてます?」と返信が。
ん?On a Table?あ、いるわ今そこに。え?なんで??なんでわかんの?位置情報漏れてるんの?怖っ。
と思って顔を上げると
まさかの昔働いた後輩が目の前にいるじゃないですか。
突然のことにびっくりしつつ、向こうはニヤニヤ、いや、ニタニタした顔でこちらへ来てくれたので、久しぶりの再開に握手。
3年ぶりくらいですかね。彼が地元のほうに帰ってるとは知っていましたが、まさか自分の旅行先で会えるなんて思ってもみませんでした。
もちろん後輩がそこで働いているのは知らなかったですし、僕もたまたまホテルが近かったのと深夜ラーメンの罪悪感を少しでも減らすためにサラダブッフェがあるこちらにしたので。
なんとも不思議なご縁だなぁと思いつつ、きっとまたどこかで一緒に働くなり、仕事で絡むことがあるんだろうなぁと思いました。
最後は二人で記念写真を撮ってお店を後にしました。

安ちゃん、ありがとね。

とりあえず行くよね、太宰府天満宮。

さて、そんな最高なサプライズを経て、この日は観光をしたいと思っていたので、電車に揺られて向かった先は学問の神様・菅原道真公を祀る 太宰府天満宮。

なんか写真のサイズが小さい…。
平日なのに思った以上に人が多く、やっぱり人気スポットだなぁと実感。特にアジア系の旅行者が多かった印象ですね。
境内を歩くと空気が少しひんやりして、気持ちがすっと整う感じがありました。受験生のときに来ておけばよかったな、なんてちょっと思ったり。まあ来れないけどね。
ただ、ここで大きなミスをしてしまいます。皆さん、太宰府天満宮といえば名物のアレがありますよね?
そう、梅ヶ枝餅です。僕の料理本の3大バイブル「美味しんぼ」「食戦のソーマ」そして「クッキングパパ」です。
そのクッキングパパでも出てきた梅ヶ枝餅。原作では田中くんが食べ放題だかでたらふく食べてましたが、僕はサラダブッフェで食べすぎたのか、お腹に隙間が一ミリもありませんでした。この旅行の後悔の一つです。マジで悔やむ…。
ま、気持ちを切り替えて、参拝を済ませたあとはそのまま裏手にある九州国立博物館 へ。

これも写真小さいやんけ。笑
巨大なガラス張りの建物に圧倒されつつ中へ入ると、展示も見応えたっぷり。今の期間は九州の歴史とアジアの交流史をテーマにした展示で、改めて九州の立地的な意味を感じられて面白かったです。
歴史の教科書で名前だけ知っていたものが、目の前に実物として並んでいるのはやっぱりワクワクしますね。縄文土器とかあって興奮しました。
ワインのことについては饒舌ですが、その他のことには全くわからないので、博物館のことはもう割愛します。でも、よかったですよ。説得力ないけど。笑

二日連続のもつ鍋。

そんなこんなで博物館を見学したのち、さすがにお腹は限界を迎えましたので、夜は福岡といえばこれ!ということで、二日連続でもつ鍋屋さんへ。
実はここ、1日目のワインバーのオーナーさんから教えてもらったところで、地元の人でなかなか席の予約が取れないとかなんとか。

カウンターに座りもつ鍋をオーダー。今日はしょうゆ味でお願いしました。というか普通もつ鍋といえばしょうゆ味らしいです。
このにらタワーが壮観です。いや〜良い匂いが漂ってきますね〜。
ひと口食べると、ぷるっぷるのもつの旨味とスープのコクが口いっぱいに広がって、思わず「これこれ!」と声が出そうでした。野菜もたっぷりで罪悪感ゼロ(な気がする)。ちなみにもつ鍋と聞くと小腸をイメージするかもしれませんが、センマイや他の部位も入れるお店もあるらしいです。
締めの雑炊まできっちりいただいて、もう動けないほど大満足、近場の美味しいお店などを聞いてお店を出ました。
こうして二日目は、偶然の再会に始まり、文化に触れて、美味しい福岡の味で締めるという最高の一日になりました。
お腹も心も満たされて、普通ならホテルに戻って寝るところ…でもせっかく福岡に来ているんだから…ということで、もう一軒。

ここが最高だったよこのソウルバー。

向かったのは、業界でも名の知れた ソウルバー。

この味のある外観、良いよね〜。
いわゆるブラックミュージックが有名なお店で、誰もが一度は名前を耳にしたことがあるような有名店。
実際、ミュージシャンや芸能人も多数訪れるとのこと。
天井にはサインかぎっしりと書かれていて、中にはスティービー・ワンダーのサインもありました。
カウンターに座り、マスターにおすすめを聞きながらグラスを傾けて感じる濃密なアナログの音。派手ではないけれど、心地よく空間を支配するソウルやR&Bのリズムに、さっきまでの満腹感もどこかへ消えてしまいます。
棚にぎっしり並んだレコードを次々にかけてくれて、時間の流れが一気にゆっくりになるような感覚でした。
そして高校野球の話やら福岡の食の話、業界の話、そして博多には美人が多い話などで盛り上がりました。笑
音楽に包まれながら飲む一杯は、昼間の観光やもつ鍋とはまた違う、福岡の夜の魅力を感じさせてくれます。
「旅の最後はやっぱりこういう時間がいいな」
そんなことを思いながら、しっとりとした大人の夜を楽しんで、二日目を締めくくりました。
もちろん二日目も大浴場でしっかりと汗を流してぐっすりと眠りにつきました。明日は最終日、何をしようかしらね…。

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味噌味も最高に美味しかったぜ!!

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