どうも新年度ですね、サービスマン渡邉司です。
今年一年の会社の方針や自分自身への目標の設定、新入社員の指導にあたる人も多いのではないでしょうか?
僕はですね、新年度だろうが新年だろうが相変わらずふにゃふにゃしながら働いております。仕事中にお客様からもらうビールが美味しいですありがとうございます。
電車に乗っている時や街を歩いている時にまだシワのないスーツを着ている、どことなく緊張した面持ちの人たちをよく見かけます。頑張れ新社会人!
そんな人たちをありし日の自分と重ねて見ています。自分はどうだったかなぁ。なんて思いながら眺めています。年を取ったなぁ……。
こちとら社会人生活10年超えたぜ。そろそろお腹についたお肉が落ちにくくなってきたぜ。怖いぜ老化。
社会に出た当初は、平日は頑張って仕事をして、休日はゆったりと趣味の時間を過ごす…なんて描いた理想は全く叶うこともなく、貧乏暇なし。今も変わらずガンガン働いております。
そんな社会人10年生活の僕はサービスマンとして生きてきて11年目を迎えます。多分11年目、多分そう。
居酒屋、カフェ、レストラン、バー、マッサージ店などなど。様々な業態で暴れ回り、上の人とバッチバチにやり合って大変な思いをしたり、逆に良いこともたくさん経験させてもらえました。
仕事で経験したことはもちろん、仕事以外のことでもヤンチャをしてたくさんのことを経験しました。あまり内容は書けませんが…笑
たくさんあるぶっとんだエピソードの中でもリアルに海外に売り飛ばされそうになった時はマジでビビりましたけど、今となっては非常に良い経験です。もうしたくないけどね。
サービス業をしていて良かったことの一つとして、様々な業種、業態、働き方で経験したことや仕事以外で経験したこと全てを総動員して目の前のお客様に向き合うことができたことでしょうか。
僕らは常にお客様と対峙する仕事です。様々な人生を生きている人たちを相手にするということは、自分がこれまでに経験したことやこれから経験していくことを用いてどうやってお客様を喜ばせることができるか?お客様とのコミュニケーションの手段としてどうやって自分の人生を反映できるのか?
これを常に考えて接するいうのが非常に重要だと思っています。
なぜなら対峙する相手は人だから。
人間相手だからこそ、お客様一人一人の置かれている環境や状況、表に出てこない気持ちをどこまで汲み取ることができるのか?
それを汲み取るためにはたくさんのことを経験していないと難しいと僕は思います。経験していたって難しいんですから。
たくさんの経験をしている人と直に接することができるので、その経験を聞いたりすることでたくさんの知識や自分の知らなかった世界を知ることができます。知ろうと思えばですが。
数ある仕事の中でもこれだけ毎日色々な人に出会え、話を聞けるこの仕事はこれから先の長い人生を生きていくにあたってもらえる給料以上に勉強になることが多いと思います。
「毎日同じ時間に起きて、同じ電車に乗って、同じような人たちと会うから社会の歯車になった感じだよな」
ちょっと前に同年代の知り合いと飲みに行った時に何人かがこんなことを言っていたのですが
これって僕らに当てはまらないんですよね。
仕事はシフトだし、休みは大体不定期だし、毎日違う人と会える
こんな仕事他にありませんよね。しかも相手はお酒を飲んでいるという…言うなれば人の深層心理とかが全て出てくる場で直接他人に料理をサーブしたりお酒を出したりできるわけです。
こんな超有料級の社会勉強の場ってそうそうないですよ。しかもきちんとやれば給料もらえるし。
まあ中には僕らサービス業の人間を明らかに見下したりする人もいますので、そういう人たちにはそれなりの対処をしてもいいと思いますけどね。
昔なら「お客様は神様です」で済んだんですけどね。
いや、お客様は神様なんですよ。これは変わらないのですが、これは僕らがお客様に対して思うのであって、お客様が「俺たちは神様だぞ」と言ってきたり勘違いしている人は蹴っ飛ばしちゃいましょう無視しましょう。
秩序のないお客様にドロップキック…いや、くどいですね。すみません。
良いことばっかりを書いていますが、実際の現場ははっきり言ってしんどいことの方が多いです。
常に人に見られている意識を持たなくてはいけないし、言葉遣いだって気をつけなきゃいけないし、ベースめっちゃ見下されますしね。
それでも僕はこの仕事を選んで良かったと思っています。
目の前でお客様の反応が見れるし、良かったら褒めてもらえるし、ダメならすぐ対処をしてリカバリーできるし。日々の勉強の成果がすぐに出てくるなんて楽しくてしょうがないですよ。
ただ一つ残念なのが、周りとの意識の差がこれでもかというくらい出てくるんですけどね。
それに流されずに自分を律することができるのは相当気合と覚悟が必要です。めっちゃキツいっすよ。
ただこれも非常に良いことで、他の人がやらないことを自分がやり続ければとんでもないところに行けると確信しています。そのための準備を進めています。
では今日はこの辺で。