2022年1月加筆。
大好きな造り手の新しいヴィンテージの予約をしました。
どうもサービスマン渡邉司です。
ご存知の方もいるかと思いますが、2022年も休肝日はほぼゼロ。休みになれば浴びるようにお酒を飲むのが日課な僕でしたが
30歳になり、きちんと翌日にお酒が残るようになってきて思いました。

と。
やはり長く戦い続けるためには健康も大切。元気に働き元気に飲む。これからはしっかりとしていきたい…と思います。
さて、以前書いた高畠ワイナリーのテイスティング、いかがでしたでしょうか?
詳しくはこちらからどうぞ↑
この前もお客様に
「渡邉さんはどこのワインが一番好きなんですか?」と聞かれたのですが、実はこの国が一番好き!!と強く言える場所がなくて。
フランス?イタリア?スペイン?と色々思いを馳せるのですが
やはり自分が生まれ育った国のワインが一番好きというか応援したい気持ちもあるので
「やっぱり日本ワインですかね」と答えました。もちろん故郷新潟の岩の原葡萄園のワインを一番贔屓にしています。。
個人的にもすごく思い入れのあるワインです。ワイナリーの人とも何度もお話しもさせてもらいました。
お正月に飲んだワインとしても記事で紹介しましたね。
↑美味しいよ。
さて、そんな国産のワインの魅力も伝えていきたいと思っているのですが
本日紹介するのは
日本が誇る醸造家、仲田晃司さんのルーデュモン ブルゴーニュ・ルージュ2018です。
おいおい、日本ワインじゃないんかい!!と言われそうですが、日本人が造ったので日本ワインと言わせてください。笑
早速インポーターさんより今回飲んだワインの情報を抜粋しますとこんな感じ。
ニュイ・サン・ジョルジュ村内のACブルゴーニュが28%、ビオディナミによるメルキュレー村内のACブルゴーニュが約20%、自社畑ものの「Bourgogne Rouge Vieilles Vignes」が約2%、残りの約50%はAOPジュヴレ・シャンベルタン、及びACオート・コート・ド・ニュイを格下げしてブレンドしています。平均樹齢30年以上。収穫量50hl/ha。天然酵母のみで発酵。カヴァン社製ジュピーユ産の新樽率20%で18ヶ月間樽熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。
とのこと。ふんふん。
もっと詳しく村とか説明したいことはたくさんあるのですが、上記の詳しいことはひとまず置いておいてと。
2018年にテレビ番組のプロフェッショナル仕事の流儀にも登場したので、もしかしたら飲んだこともある人もいると思いますが、まだ飲んだことがない人のために言いますと
これ、店頭で見つけたら即買いです。
もうお財布と相談とかしなくていいです。ブルゴーニュ・ルージュなら4000円しないくらいだし。
ネットでも売っているのでもちろん信頼できるネットショップがあればぜひ即買いです。
どうして即買いなのか?その理由を話しますと、
まず年に一度の入荷しかしません。
扱えるお店が限られているのはもちろん、インポーターの営業さん自身にも割り当てとなっているので、場合によっては本数が一本限定になってしまい超争奪戦になってしまうんです。
と言ったところでしょうか。もちろん味が美味しいというのは当然ですが、何より日本人の造るブルゴーニュワイン。というだけで興味をそそられますよね。
そしてルー・デュモン当主の仲田さんですが、ACブルゴーニュ(ブルゴーニュ・ルージュとブラン)はもちろん、ジュヴレ・シャンベルタンやシャンボール・ミュジニー、エシェゾー、コルトン、コルトン・シャルルマーニュもリリースできるという…まさにワインの造り手としてトップクラス。ちなみにエシェゾーはもう造らないとかなんとか…。
基本はネゴシアンという、契約している葡萄農家さんから葡萄を買ってワインを造るのですが、最近では自社畑で採れた葡萄から造るワインも登場しさらに人気となっています(こちらはより生産本数が少なく、より入手難易度高し)
先ほども書きましたが、日本人がフランスのブルゴーニュでワインを造る。しかも特級(シャルム・シャンベルタンやコルトン)まで造れる日が来るなんてもうとんでもないわけですよ。どれだけ苦労したのか…。
しかも、あの有名な漫画「神の雫」にも早い段階から登場し(確か9巻でムルソーを紹介された気がする)まさに日本が誇るスーパースター。
僕もすごく好きでいろんなお店でリストに載せていましたし、誰かにおすすめはないかと聞かれたらまずこちらを進めます。
今年も予約しましたけど、毎年のリリースが楽しみですし、特級クラスもあるので衝動買いして熟成させようかすぐ飲んで新たに買うか悩んでいるほどです。
おっと、大変前置きが長くなってしまいましたが、ここでテイスティングコメントを書きたいと思います。
今回飲んだヴィンテージは2018。品種はピノ・ノワール100%。
外観は紫色で粘性は中程度。
香りにはイチゴ、フランボワーズ、チェリー、コーヒー、革、グレービーなどなど、やはり年もあるのでフレッシュな香りが主体的。さらにスミレやバラなどのお花の香りも感じます。
味わいはピュア。そしてチャーミングな酸と果実味に華やかな香りが乗っかりつつも最後にはコクを感じてタンニンも取れる。といった感じ。
ここ毎年のヴィンテージを飲んでいますが、直近の2017年ヴィンテージに比べて骨格がより強くなった印象でした。
舌へのザラつきや収斂性もあるので熟成させても十分楽しめると思うし、余韻も長くてエレガント。もちろん買ってすぐに飲んでも美味しいと思いますし、10年近く長期熟成させても良いのではないでしょうか?
といった感じのワインです。
ちなみにInstagramを見てくれる方は知っているかと思いますが、漫画「神の雫」のようにワイン一本一本に対して表現をすると決めているのでこちらのワインについては
夕暮れの中、街で見かけた少女が持っていた花のブーケ
と表現しました。このワインが陰性か陽性かでいうと僕は陰性をイメージするのですが、フレッシュさもありながらどこか静かな印象があって、時間は朝やお昼ではなく日が傾いてきた夕暮れ。そして大人の女性ではなく少女なのは多分ヴィンテージですかね。でも大人びた少女の方がわかりやすいかもしれません。そんなイメージが湧きました。
Instagramでは平気で例えるならそう…。と書いてますが、なぜかこうして文書にすると恥ずかしさが増しますね。どうしてでしょう。笑
そしてカッコつけて例えてますけど、多分同じこと言えない。笑笑
ほら、毎日舌もアップデートしているしタイミングとかもあるよね。なんて言い訳だけさせてください。笑
年に一度の入荷でなかなか買えないとか書きましたけど、ここ最近は飲食店でお酒が出せないことが増えましたからたまにワインショップで見かけることがあります。忖度抜きにして即買いだと思います。
今後も紹介するワインは全て素晴らしく美味しいものばかりですのでぜひ参考にしていだたいて、どこかで見かけた時に「あいつこんなこと言ってたから買ってみるか」と思ってもらえるとより嬉しいです。
では、また次回のテイスティングもお楽しみに!
即買いですぞ!!(アマゾンは在庫がないかもしれません。)