2021年9月加筆。
どうも渡邉司です。どもども。
昨晩はClubhouseワイン会#2 3000円以下で買える日本ワイン を聞いていただきありがとうございました。(2021年2月)
ポロっと言ったのが大きくなりましたね。笑
みたいに言っていたのですが、常々日本ワインをもっと飲んでもらいたいと思っていたのでこのような機会に恵まれ本当に嬉しかったです。
とても緊張して当日ワインを飲むペースはいつもの倍早かったですけどね。笑
ここでは名前はお出ししませんが、企画、モデレーター、スピーカー、スペシャルゲストの方々には本当に感謝しております。ありがとうございました。
clubhouseを始めて2週間近く経ちますが、いろんな方の声を生で聞けるというのは非常に有意義で勉強になりますね。今はもうほとんどいないですが…笑
さて、そんな素敵な企画を提案した僕ですが←
当日聞き逃した。またはclubhouseやっていない。という方に向けて今回は書いています。
半年以上経った今も変わらず僕がおすすめするワインはですね。故郷新潟県のワイナリー岩の原葡萄園の「深雪花」。
深雪花と書いて「みゆきばな」と読みます。綺麗な名前。
このワインで使われている主な品種は日本ワインの父である川上善兵衛さんが1927年に生み出した日本固有品種、マスカット・ベーリーA主体で造られています。
ちらっとお話ししましたが、これなんとNV(ノンヴィンテージ)なんですよね。
ワインを勉強している方はご存知かもしれませんが、ワインて大体年が記載されているじゃないですか?
2020とか、2010とか1991とかN.Vとか。
そう、基本的にワインはその年に採れた葡萄で造られているので収穫年が記載されているのです。日本ワインに関しては厳密に言うと85%その年なんですけどもね。国によって基準は違います。
今度ワインを買うときにぜひエチケットを見てくださいね。
つまり、ワインとは収穫年が書いてあるのが一般的ですが、中には書いていないものもあります。
NV
こんな表記見たことありませんか?
わかりやすいのがスパークリングワインとかですかね?多分簡単に買えるものはほとんど記載されていないと思います。そもそも表記もボトル自体にはNVは書いてないか。
ネットで調べたら出てくる感じですかね。
有名なモエ・エ・シャンドンとかヴーヴ・クリコというシャンパンを聞いたことがあるでしょうか?
これらは収穫年が記載されておりません。中にはあるのですが、一旦それは置いておきましょう。
収穫年が記載されていない=NV(ノンヴィンテージ)となりますが、わかりやすくいうと
今買っても、3年後に買っても、5年後に買っても同じ味。
というのがノンヴィンテージのワインだと思ってください。
上記のシャンパンや他のスパークリングワインて実は毎年同じ味わいで造られているんですね。
飲み慣れてきて違うよな〜と感じるかもしれませんがそれも置いておきましょう。
これがどういうことかと言いますと
※要は会社としてお金や、ワインを造るための原料、設備などが充実しているからできることなんです。
アサヒスーパード◯イが毎年一緒の味。みたいな。エ◯スが同じ味。みたいなね。
で、これと同じように造られているのが紹介した深雪花なんです。
いつ飲んでも同じ味わいになるように葡萄をブレンドしています。
以前岩の原葡萄園の方にお話を聞いたところ、基本的にマスカット・ベーリーAが85%以上。これは変わらずで、あとは造る量によってブラック・クイーンやメルローという葡萄品種をブレンドするとのこと。
そしてこのワインがすごいのは12ヶ月間古樽で熟成させるんです。いいですか?1年熟成させるんです。
単純に考えて、12ヶ月熟成=1年は出荷できない。
ということはですね、仕込んだ年はワインを売ることができないのですよ。ワインを売ることができないということは売り上げが立たない。つまり会社にお金が入らないということ。
会社はお金が入ってこないと経営できませんよね?なので仕込んだワインが1年売れないって結構なことです。
これができるということは…?
※リピート
ということです。このあとリンクも貼りますが、値段も安い。味も抜群に美味しい!
マスカット・ベーリーAって軽い仕上がりに造ることが多いんです。いわゆるライトボディ。
フルボディのタンニンが渋〜いワインが好きな方には物足りないかもしれませんが、かと言って深雪花はそこまで軽いわけではありません。
香りはしっかりと樽で熟成させたと感じさせ、華やかで香り高く品があり、味わいはしっかりとしたコクのある味わい。ちなみに僕はよく濃厚なチョコレートのお菓子と合わせて飲んでいます。
従来のマスカット・ベーリーAを飲みなれている人は多分「え、これがマスカット・ベーリーA?」となるでしょう。
監修しているお店でも出していますが、お客様の評判も良いです。善兵衛さん最高っす。
そしてこのワインは意外と知られていないのがまた良いところ。ぜひドヤ顔で深雪花を教えてあげてください。
ちなみに岩の原葡萄園は2020年に創業130周年を迎えている老舗のワイナリー。
これだけの歴史があるにも関わらずあまり知られていないのは不思議というかなんというか…。
そして川上善兵衛さんによる品種改良の結果、1927年にマスカット・ベーリーAが誕生しました。
ckubhouseでは1922年と言いましたが正確には1927年でした、失礼しました。1922年から品種改良を始めたそうですね。
他にもローズ・シオターやブラック・クイーンなど、善兵衛品種は全部で22品種。自分の私財を全てワインに捧げた夢と情熱に溢れた素晴らしい新潟の誇りです。
そんな岩の原葡萄園の深雪花をぜひ一度飲んでみてください。
簡単ではありますが、昨日の振り返りと少しだけ岩の原葡萄園についてザーッと書きました。
次は僕がおすすめする3000円以下の日本ワインを少し紹介しましょうかね。
では、また。さーて飲むぞー!!!