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一流芸能人に学ぶ一流とは?

2021年3月8日

2021年10月加筆

どうもサービスマン渡邉司です。

ご存知の方もいると思いますが、僕は現在、ガッツリ飲食業の人として忙しい毎日を送っていますが

実は昔、芸能人のマネージャーをしていたことがあるんですね。

24歳の時だったんですけどね。なんか推薦されてというか流れでそうなったみたいな。

とある人のイベントの手伝いを募集しているらしいから推薦してみたよ。と言う本当になんでもない理由で履歴書を持って事務所に行ったのですが

なんだかあれよあれよという間にマネージャーとして採用されることになり

「え、聞いてた話と違うんだけど。」と呆気に取られたのを今も覚えています。笑

期間は短かったのですが(というかドロドロすぎて嫌になった)とても勉強になりました。

それにしてもよくもまああんな激務をやっていたもんだと今でも思います。

マネージャーをしていたのは誰もが知っている超有名人。もちろん名前は明かしませんがその人は今も第一線で輝いています。

超有料級のPodcastで言おうかしら。今のところ知ってる人はほとんどいないので。

↑と思っていたんですけど、実はある機会で言ったんですよね。皆さん内緒にしてね。⭐︎

さて、マネージャーという仕事…というよりも、その人から学んだことは今でも非常に役立っています。

「一流とは」

ということを一番肌身で感じることができた仕事は後にも先にもないでしょう。

それくらい激しく働きました。しっちゃかめっちゃかでした。めっちゃ痩せました。笑

その方は芸能生活30年を超える超大物。長く第一線で活躍する人はどんな人なのか、それを一番近くで見ることができたのは幸運だったのかもしれません。

今僕が「一流とは?」と聞かれた時に必ず言うのは

渡邉司
気遣いができる人

と答えています。これに尽きると思っています。

仕事が早い、要領がいい、体力がある、などなどもちろん当てはまると思いますし、これも絶対的に必要です。

ですが、気遣いができる人以上の答えはないと思っています。

確かに何か一つ秀でたことがあって、それに引き寄せられるかのように人が集まったりして、それが魅力となって成功する人ももちろんいると思います。

それを才能というのであれば間違いなくそれは天から授かった資質です。欲しい。

ですが、そんな人は本当にごく僅か。逆にいうとその秀でた才能が何かしらの不運によって失われたらおしまいです。

しかし気遣いというのは才能の良し悪しに関係なく誰もが意識をすればできる

万能の能力だと僕は思います。

話をマネージャーの時に戻しましょう。

もちろん担当していたのは超有名人のマネージャーですから、そりゃあ色々な人と会ってきたわけです。

某有名プロデューサーからタレント、アーティスト、女優や俳優などなど…。

これから人気が出る人、今が旬な人、事務所が売り出している人、売り出したい人。それはそれはたくさんの人に出会いました。

僕は大のアイドル(乃木坂46、日向坂46)ファンですから

渡邉司
サインください!!!

という衝動を何回堪えたことか。もらっておけばよかった。笑

こんなことを書いていると「結構楽しそう」とか「慣れればいいのかな」とか「自分が好きなタレントに会えるかも」なんて思うかもしれません。

そりゃあ会えますし「うわ〜テレビで見た人だ〜」なんて思いながら仕事をしていたのですが、実際はそんな余裕ないんですけどね。笑

でね、自慢じゃないですけど僕は結構気に入られていたので割とその人と距離が近いところにいたんです。

なので直接番組のプロデューサーから電話が来たり雑誌の撮影で明らかに僕に接してくる頻度が多くなるのです。

困ったら司くんに頼むみたいな。司くんに言えばあの人の機嫌も良くなって仕事取れるぞ。みたいな。

そんな簡単じゃないわい。なんて思っていたのはここだけの話。

で、そんな近くで仕事をしていて特に本人に言われたことは

「あのタレントさんは何が好きだったっけ?」

とか

「最近どんな番組出てるの?」

とか

「出身地は?」

など、その人に対する個人情報をめちゃくちゃ聞いてくるんですよね。

もちろん僕はマネージャーですから、出身地がどこで好きな食べ物は何かとか最近はどんな舞台に出たとか、少しは知っていなければいけないんですけど、もっと深いところまで掘り下げて聞いてくる。

家族構成とかね。長男なのか次男なのかとかとか。

どんな経歴で大学は出たのか高卒なのか、デビュー作品はどんな作品なのか。とかとか。

ネットにも載ってないぜ。情報求ム。みたいな状態がずっと続くわけです。

個人で調べられる範疇は超えているので(Wikipediaさんには大変お世話になりました)色んな会社のマネージャーとも色々話をしながら情報を引き出すわけです。

こう言ってはなんですが、こちらは長年第一線でやっている超大物。別に相手に興味がなかろうがあろうがどうでもいいわけです。

むしろ向こうがこちらに好かれようと色々としてくるわけですよ。

好きなお菓子は洋菓子なのか和菓子なのか

お酒は好きか嫌いか

今何に興味があるのか

とか、悪い言い方をすれば好かれるために餌を撒く感じですかね。

そりゃそうです。好かれれば番組などで共演できる機会が増えますし、こちらサイドの太いパイプでドラマの監督や番組のプロデューサーだって紹介もすることもできます。

こんな書き方好きではないですが

好かれたら勝ちで嫌われたら負けです。

立場としてはこちらが圧倒的に上。先ほども書きましたが別に向こうの好きな食べ物を調べる必要もないし出身地だって別にどうでもいいんですよ。きっとどこかで知るだろうし。

それでもその人はパーソナルな情報を集めることを求めてきました。Google先生その節はありがとう。たくさん調べました。おかげで僕の頭の中にはある程度芸能人データベースが出来上がってました。笑

どうしてそんなに調べさせるのか?一度聞いたことがありました。

渡邉司
あの〜どうしてそんなに相手のことを調べたりするんですか?あまりする必要はないような気がするのですが…
と。

するとこんな答えが返ってきました。

「君は自分が誰かに興味を持ってもらえたら嬉しくないかい?それが例え打算でも人って生き物は自分に興味を持ってもらえたら嬉しいもの」

「例えばワインが好きだとするだろう?番組で共演して打ち上げをする場所を選ぶ時、日本酒ではなくワインが美味しいお店を選んであげたら喜んでくれるかもしれないじゃないか。それだけのことだよ」と。

もう衝撃的でした。普通なのかもしれませんが当時24歳。社会に出たばかりの僕には衝撃が大きすぎました。

だって芸能人の打ち上げで美味しくないところを選ぶわけがないですし、こちらと一緒に食事をするだけで喜ぶ人の方が多いのに、向こうが喜ぶ姿を想像してあげるなんて普通はできません。自分の顔がきくお店に連れて行って自慢げに

「ここ、行きつけなんだよ」

って言いたいもんだと思っていました。笑

まあそういう人も多いのは事実ですが、その人にとってはそんなことは一切関係なく、ただ相手に喜んでもらえるならそれでいい。というのが根本にあるということがわかりました。

繰り返しますがその人は超がつくほどの有名人。

街で見かけたら間違いなく声をかけられるほどの認知度。どう転んだって基本はこちらが喜びそうなお店やら場所やらスケジュールを組むのが優先されるはずです。実際皆さん気を遣って優先されることが多かったですし。

ですが、相手がドラマの撮影で忙しいとか、今ハマっている物があるとかいろんなことを念頭に置いて常にもてなす側にいる。

そりゃあ長年トップで居続けるわけだわ。と思いました。

仕事の根回し、要領良くこなすこと、知識を蓄えること以上にこの気遣いを近いところで肌身で感じることができたのが一番勉強になったと思います。

言うのは簡単です。一回だけするのも簡単です。ですが

続けることは本当に染み付いていないとできません。

一流になるのは簡単ですが、一流であり続けることは難しい。

この経験があるからこそ、僕は今も前線でやっていけるのだと思っています。

もう一度マネージャーやって。と言われたら断りますけどね。笑

ですが、この経験が非常に生きているのは事実。

たくさん怒られましたし泣くこともありました。めっちゃ近距離で怒鳴られることもありました。マジで鼓膜破れるんじゃないかと何度思ったことか。笑

ですがそれ以上に経験したくてもできない稀な経験と出逢いにとても感謝しています。

気遣い。

今の世の中にはより必要な気がします。

ですが先ほども書いた通り

続けることは難しいのです。

僕は続けることができる人と仕事をしたいと常に思っています。

では、また。

銀座と一流は共通する。と思います。

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渡邉司(Watanabe Tsukasa)

銀座、西麻布などのレストランにてマネージメント業務やソムリエ経験を生かし、レストラン経営コンサルタントとして独立。 現場に立ちながら他会社のワインリストの作成やスタッフ教育など人材育成にも力をいれる。 芸能人のマネージャー経験もある変わり者。 HRS協会認定西洋料理テーブルマナー講師

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