2022年2月加筆
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どうも。30歳を迎えました。渡邉司です。
いやーもう30歳ですよ。いやーびっくりびっくり。いやーほんと早いっすわ。
何が一番びっくりしているかって
「年々酒が強くなっていく」
これに一番驚いています。笑
けど、調子に乗って水を飲まずにいるのでバタンキューしたあとはめっちゃ二日酔いになって後悔します。これが30歳か…。
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そんなことを書いた僕もそろそろ31歳。
サーティワンですね。毎日アイス食べちゃおうかな。笑
さてさて、挨拶も兼ねて常日頃色々なお店に顔を出すのが半分趣味みたいな生活をしていますが
そのおかげか一緒に働いていた後輩や元部下から連絡が結構きてですね。なんだか嬉しい限りです。
特に昨年2021年の7月は色々な方から連絡をいただき、本当に人の優しさを身に染みています。ありがとうございます。
さ、今回のタイトル「嫌われ役となること」
サービスマン、ソムリエとして活動、ブログの運営をしていますが、ワインのこともさることながら最近閲覧数が増えてきたのは
渡邉司という一人の人間の弱い部分を見せた記事
ビジネス関係というか仕事論的なもので言えば「高い靴を履きなさい」これがダントツで見てもらっているのですが
不思議なことに
上司、嫌われ役
とか
マネージメント、嫌われる
とか
仕事、嫌われたくない
などなど、もしかしたら中間管理職的な立場の方が検索しているんですかね?と思うような検索ワードが増えてきました。
ストレスの大部分は人間関係
だと僕は思っているので、いかに円滑な人間関係を築けるか?というのも仕事の一つとして捉えている方が増えているのでしょう。
大きな組織で働いている人ならきっと悩んだことがあるであろう人間関係。その中でも特に悩みの種として上がるのが
自分は部下から慕われていない、嫌われているのではないか?
ということ。一例ですよ。これだけではないですが。
ちなみに僕はそうでした。今もそうです。
どんなに年齢が下の後輩と仕事をしようが立場が上になろうが思ってしまいます。根がビビリですし。
皆さんは嫌われ役やっていますか?やらされてますか?それとも進んでしていますか?
先に言ってしまうとやらなくてもいいんです。
語弊があってもいいのですが、ぶっちゃけめんどくさいしね。いや、よろしくないんですけどね、めんどくさいで終わらせるのは。
でも正直めんどくさくないですか?
だってそういう立場の人って仕事上の責任だって重いはずですし
何かあったら責任を取るのは自分になってくると思いますし
それだけでも考えたら疲れますよね。いつもお疲れ様です。
そんな僕も立場上このめんどくさい役になることが多いのですが…嫌ですよね。嫌われ役。やりたくなかった…。めちゃ辛い。眠れない。笑
と言うか僕だってそんなにギャーギャーキャンキャン言うタイプではないですよ。
僕を見たことがある人はわかると思いますが、この爽やかな見た目通り、ふわっとゆるっとぬるっと生きていきたいのですわ。
でも仕事モードになると難しいのですよ。しがらみもあるし立場もありますしね。
第一に仕事だから。
と言うのが本音ですが。
「渡邉さんて、思っていたよりも熱いんですね」とよく言われるように
見た目とは裏腹に情熱を持っている僕ですが、以前こんな記事を書きました。
コンプレックスは武器です。強みです。ぜひご一読を。
ですが、今回は出来の悪い僕がどうして嫌われ役を買って出るまでになったかのお話し。
上の記事にも書きましたが、僕はコンプレックスが多くて今でも悩むことがたくさんあります。
悩みは尽きません。
眠れなくなってより負のループになる…なんてこともザラにあります。
ここまできたら悩むのも仕事みたいな感じです。笑
顔立ちは童顔なので若く見られるから初対面の人にめっちゃ舐められちゃいますし
細いから軟弱そうって思われるし
何をどう見たら思うのかわかりませんが、育ちが良さそうみたいなイメージもたれますし(お父さんお母さんありがとう)
すぐに体調を崩しますし、胃も痛くなるし、気圧で偏頭痛も出ちゃいますし
夜に寂しさでわーーーってなりますし
さて、そんなコンプレックスのデパートである僕がどうして嫌われ役の記事を書くかというと
結局全部が愛なんだなって思ったからです。
いや、真面目よ。大真面目。
愛のない仕事、愛のない気遣い、愛のない言葉、愛のない行動…
全部見られていますからねほんとに。特にお客様にね。
誰もついてこないんですよねそういう人には。残念ながら同じようなタイプの人しか集まってきません。
スタッフ、お客様、業者、家族…全てそう。愛は全てに通じるんですよね。
ありがたいことに今でもいろんな方に声をかけてもらったり気にかけてもらっているのは
手前味噌ですが
一人一人に愛を持って接したから。
だと思っています。
業者の人だって人間です。
例えば営業に使用する食材やワインなどを運んでくれる業者の方に
営業中に来んなよ!
とか平気で言うとんでもないお店もありましたし
逆にいつもありがとうございます。と丁寧に挨拶するお店や
最近忙しいですか?なんて世間話をするお店もあります。
もちろん配慮のない場合はきちんと言いますけどね。プロ同士として線引きはしっかりとすること。
お客様だってそうです。
お客様は神様ですが、それは僕らから言うのであってお客様から言うものではありません。
常連だからといって何をしてもオッケーではありません。
常連だからこそきちんと対応する。きちんとお金をもらう。プロですから。
常連でも出来ないものは出来ないとはっきり言う。これも愛。
でも出来ないならその理由と+α最大限できる他の案を出すこと。これも大事。
お客様に対しても愛が大切ですが、それがスタッフなら尚更その愛は伝わりますよね。
その人が本当に一人のスタッフのために言っているのか、自分の機嫌が悪いから言っているのか。
面白いことにすぐにバレます。
では、どのようにして愛を伝えるのか?
簡単です。
相手を知ることです。これだけ。
どんな人なのかはもちろん、家族構成やハマっているもの。
休日に何をしているのかとか、今ではセクハラになるかもしれないですけど、僕は恋バナとか恋愛相談も積極的に聞いたりしてました。
学生のノリでね。
※男性同士なら下ネタで一気に仲良くなれますけどね。ボソッ。笑
要するに相手に興味を持つことです。
たまーにいるんですけど、とりあえず興味はないけど聞く人。
それやめたほうがいいですよ。それもバレてますよ。
きちんと愛を持って接するために…そのために相手を知る。
なので昔からよく後輩や部下、時には勇気を出して上司と二人きりで飲みに行っていました。
家族構成から好きな芸能人、趣味はもちろんハマっているもの。
※リピート。笑
そして何を考えているのか。どう思っているのか。不安なのか、キャリアはどうなのか。
部下に対しては仕事に関してどんな不満があるのかなどなど。
もちろん仕事の話は僕で止めます。上には絶対に言いません。
例えば明らかに精神的にやばいな…と思うようなことはもちろん了承を取って伝えますが、それ以外は基本言いません。
「彼らは最近どうだ?」と聞かれても知らないふりして、上手に彼らはこう思ってるんじゃないですか?と憶測で流れるようにしていました。
「彼らはこういう不満を持っています。」と言うのは簡単ですが、それを解決するのは一筋縄ではいかないことや
こちらの意図しない意味合いで伝わることもあるので、段階を追って組み立てて伝える。ということを意識しています。
そのためのマネージャー陣のミーティングです。とりあえずミーティングするか。では解決できません。きちんと生の声を聞くのです。
僕がどんなに嫌われ役になっても率先して後輩や部下と関わりを持ってきた理由はただ一つ。
嫌いになってほしくないから。
これに尽きます。
僕のことじゃないですよ。
彼らが今までしてきた自分の仕事です。
職場や環境、上司のことは嫌いになっても良いと僕は思っています。
反骨心が芽生えて頑張る人もいますし、環境は一人一人合う合わないありますからね。
ただ、環境をすぐに変えるのはよくありません。ある程度までやること。やり切ること。
そして離れるときは立つ鳥跡濁さず。これは忘れてはいけません。
ですが、辞めてもいい、逃げてもいい、本当に精神がおかしくなり身を投げ出してしまうくらいなら…ね。
それだけは常に心に留めておいてほしい。でもきちんとやり切ること。繰り返しますがこれ大事。塩梅が難しいですが。
でも自分が選んだ仕事は嫌いになって欲しくないんです。
確かに合う合わないはあるので違う職種にいくかもしれません。
ですが、「この仕事が嫌いになりました」とだけは思って欲しくないんです。
もしかしたら頑張ってきた今までの自分を否定することになりかねません。それだけは避けさせてあげたい。
塞ぎ込んで苦しんで変なことを考えてしまう…それを避けさせるためなら嫌われ役、嫌ですけどやります。誰もやらないからやるってのもありましたけど。
僕個人として嬉しいのは後輩や部下が人間として成長すること。これに尽きます。
嫌いになって欲しくないのに自分が嫌われ役になるのはなんとも損な役回りですが
そのお陰で今でも後輩や元部下は困った時には連絡をしてくれます。と思っています。笑
仕事中は厳しいことを言いますしキツいことも言います。うるせえやつだな。と思われていたと思います。笑
ですが仕事が終われば缶ビールで乾杯。一日お疲れ様!!
もちろん強制はしません。
今日は早く帰りたいんです。
うん、早く帰って休みなさい。
一杯だけですけどいいですか?
よっしゃ飲むぞー!!!
みたいな。笑
だいたい僕はいっつも残って飲んで仕込みしている子にちょっかい出すんですけどね。笑
何それ?何仕込んでるの?と仕事中では聞けない細かい食材のことも聞けるし
「ちょっと頂戴」って言って味見させてもらったりもします。笑
そうやって色々な形でコミュニケーションを取ってきたからこそ今があって
それが巡り巡ってお客様とも繋がれているのだと思っています。
もしかしたら愛を持って接することができなかった人もいるかもしれません。
だからこそ、きちんと愛を持って接しているか?と戒めることもできます。
愛があれば嫌われたっていいんです。伝わりますから。
かの名将野村克也監督も言っていました。
「叱る」と「褒める」というのは同意語だ。
情熱や愛情が無いと、叱っても、ただ怒られているというとらえ方をする。
では、また来週。
役職がついたときにまず浮かんだのはノムさんの言葉。