どうもTsukasaです。
昔っから思ってたんですけど飲食業の人ってあんま楽しそうじゃないですよね。
仕事もそうだしお客様と話すのもそうだし、掃除とか雑務的なのも含めてね。
いやーこれ不思議なんですよ。ずっと不思議。
確かに労働時間は長いし給料も安いしボーナス出ないし、ストレスフルだし休みはないしGWとか夏休みとか年末年始とか意味わかんないくらい休めないし…。
少しだけ自分の話をしますと…
普通に一日15時間以上働いてましたし、給料遅配なんてザラでしたし上司とかに噛み付くわ、おかしいと思ったことは全部言ってきましたしね。
多分同じような人いるのではないでしょうか。今では問題になることが昔は平気で行われてきました。
そのおかげで自分で生き残る技術と能力を身につけられたというのもありますが。
まあこれだけ書けばそりゃ働きたくないよってなりますよね。
それでも人に喜んでもらえるのが自分の喜びと感じれる人が伸びるというのもまた然りなんですけどね。
ただそれを整えるのも会社の責任だと思うところもあります。
そして飲食業の一番いけないところはひたすら我慢をしなさいと古い習慣がずっとある。
というのもいけないことなんですけどね。
いくらなんでも時代に合わなすぎます。古すぎます。そりゃ人は離れていきますよ。辛いし。自分の身は自分で守る。
仕事は人生で過ごす時間の半分以上を費やしているわけです。辛いだけの仕事に価値はありません。自分が辛くなるだけです。
もちろん苦労はしなくてはいけません、努力も必要です。
しかし正しくない努力というのは時間の無駄です。
ただ動くだけ、ただこなすだけ、それでは伸びません。それは努力とは言えません。仕事でもありません。
逆にいうと正しい努力をすれば必ず伸びます。断言できます。
そして繰り返しますがその制度をきちんと整えるのは会社の責任です。
PDCAを回し続けて常に刷新していく。そして適材適所で配置する。
追求するのは利益だけではありません。
まず利益と社員の幸せです。その上で会社の成長があると思います。
「利益はお客様を喜ばせた結果じゃないか」
そうです。もちろんビジネスですからお客様を喜ばせるのは当たり前です。
しかし社員が幸せになれない会社は結局誰も幸せにできません。
それが嫌なら自分一人で事業をし、手は広げない方が良いでしょう。
社員の幸せが溢れてお客様へ伝わるのです。
某お店にいたときに上司に言ったことがあります。
「社員が幸せでない会社はお客様を幸せにすることはできないですよね」
と。
たかが社員がよく言ったものだと我ながら思っています。
結果は怒られますよね。だってそんなこと言う人の扱いはめんどくさいに決まってますから。
「そんなことをいう前に現場をどうにかしろ」
これでおしまいです。手前味噌ですが、個人的に売り上げは立てていました。
その会社を離れても部下や後輩は僕のお店に来てくれています。お客様にも今もよくしてもらっています。ありがたいことです。
きちんと会社としての数字も上げていました。これからもっと伸びるという時に足りないものは何かと考えて言った結果です。
その場はとりあえず従いましたが、絶対利益なんか出せないと思っていました。
案の定出ていませんでしたけどね。そしてその人たちは今その会社にはいません。
社員が幸せではない…それが巡り巡ってお客様にたどり着いてしまうんです。
顧客不満足という悲しい結果でね。
人もついてきません。ついてくるのは同じような人だけです。
昔のように黙って観察して覚えろ。というのも一理あると思います。それくらい気概を持って働きなさい。というのも頷けます。大事です。
ですが、その気持ちも理解してもらわなくては意味がありません。辞めてしまっては後の祭りです。
辞めた人に対して「根性がない」とか「センスがない」「向いてない」というのは間違った解釈で、しっかりとその人がどの仕事を振れば活きるのかを考えて動かしてあげるのが上司の責任だと僕は思います。
ただ長時間の労働をさせてよくなるなら今頃全ての会社が黒字です。
それだけでは良くならない時代がもうきています。遅れてしまいます。
いつまでも変わらず辞めていく人を見ているのは辛く悲しい。そしてその才能を潰すのは今後の業界に大きなダメージを与えるでしょう。
まずは身近なところ…自分の周りの社員の幸せを考えることから始めてみませんか?
と。ふと思い書いてみました。
では、また。